2008年 12月 25日
北園克衛の装丁 |
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by sustada
| 2008-12-25 18:01
| 四六判の心意気
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プロフィール
多田 進/装丁家
1937年 東京生まれ。 都立工芸図案科卒業。 おもな仕事に深沢七郎著「深沢七郎集」、田村隆一著「詩人のノート」、團伊玖磨著「パイプのけむり」、椎名誠著「小さなやわらかい午後」など。 2010年5月、講談社出版文化賞(ブックデザイン賞)受賞。 メールアドレス sustada@chorus.ocn.ne.jp ツイッター
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2008年 12月 17日
![]() ![]() 「エル・リシツキー 構成者のヴィジョン」 寺山祐策編著 武蔵野美術大学出版局(2005年刊) AD:寺山祐策+大村麻紀子 この本は2002年9月11日から10月19日まで、武蔵野美術大学資料図書館で 行われた「本の構成者 エル・リシツキー展」の図録として発行されたものです。 上製(B5判)、布装、箔押(2色)、の立派な本です。 エル・リシツキー(1890-1941)の作品がたっぷり収録されています。 マヤコフスキーの詩集「声のために」の見開きページに収められた赤と黒の 構成デザインは美しい。 「カバンのなかの月夜」 金澤一志監修 国書刊行会(2002年刊) 造本・装訂:山田英春 北園克衛を知ったのは1968年、白水社から出版された「新しい世界の短編」の 装丁です。白バックにモノクロ切ぬき写真(2つの石と布ヒモ)、文字は中Gで タイトルのみ赤。私の装丁デザインの原点はここにあります。 北園克衛(1902年ー1978年)は詩人であり、編集者であり、イラストレーター であり、フォトグラファーであり、グラフイックデザイナーでもあります。 これらが一体となったものが北園克衛といえます。 エラリイ・クイーン 「恐怖の研究」(ハヤカワミステリ文庫・1976年)の 装丁は、前に紹介したリシツキーの影響が見られます。 又、1935年に創刊された同人誌「VOU」の表紙デザイン、本文、 レイアウトは実に見事な仕事です。「カバンのなかの月夜」を手に取って、 ぜひ中をのぞいてみて下さい。 ▲
by sustada
| 2008-12-17 16:15
| 四六判の心意気
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2008年 12月 10日
![]() 「傷ましき腕(1936年)」は岡本太郎の傑作です。 私はこの絵が大好きです。その岡本太郎の巨大壁画 「明日の神話」が渋谷駅と井の頭線改札を結ぶ、 「渋谷マークシティ」2F連絡通路に設置され、 先月11月から一般に公開されました。制作後30年 以上も行方が分からず幻の大作(横30m.縦5.5m) と言われていました。 ここに太郎さんの言葉を紹介します。「人生は積み重ねだと誰も思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えるほどかえって人間は自在さを失ってしまう。」 ![]() ▲
by sustada
| 2008-12-10 21:54
| 日記
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2008年 12月 05日
![]() 版下入稿しています。ここに、その道具を紹介します。まずピンセット、この型が 写植の張り込みに最適です。次がハサミ、このハサミは30年以上も使っていますが、 研いだことことがありません。今でもよく切れます。装丁台紙(四六版)の版下作業に 大きな物差しは不要です。このアルミ製(20センチ)物差しはとても使い易いのです。 次は写植やカミヤキを切る時に使うカッターナイフ。7Qベタ打ちもこれでつめます。 あと5ミリ方眼つき三角定規・・・・。 この道具たちと毎日、毎日一緒に仕事をしています。 ▲
by sustada
| 2008-12-05 10:23
| 日記
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