2008年 11月 05日
不幸せな本 |
この本「草木の話」は春・夏・秋・冬の四章からなっています。
それを一冊にまとめたのが左側の本。
春と夏で一冊、秋と冬で一冊と二冊に分けた本が右の二冊です。
当初、一冊本で刊行される予定でしたが、全て(カバー、表紙、扉)の色校が出て、
本刷りに入る寸前に中止になり、一巻本が二巻本になってしまいました。
四季を二つに割る意味がないから、ぜひ一冊に、と頑張ったのですが駄目でした。
二冊で刊行されたために、一冊本は日の目を見ることができない不幸な本に
なってしまいました。
「草木の話」 宇都宮貞子/著 読売新聞社(1977年刊)
by sustada
| 2008-11-05 19:26
| 装丁の仕事