2015年 06月 08日
装丁の仕事から 14 |
1985年、ほるぷから刊行された「日本の文学」の装丁です。
中高生にも手に取ってもらえるようにと考え、安西水丸さんに装画を頼みました。
一枚の絵で箱と表紙の両方に使えるよう、横長に描いてもらいました。
箱では右半分が表面に、左半分は裏になり、表紙では左半分が表になり、右半分が
裏になります。一枚の絵に二つの視点を作るのは難しかったと、あとで水丸さんが
話してくれました。
「日本の文学」市古貞次・小田切進編 近代編・全87册
ほるぷ出版(1985年8月刊)
装丁:多田進 装画:安西水丸 判型:四六判上製・箱入
by sustada
| 2015-06-08 12:29
| 装丁の仕事