2010年 04月 23日
「榛地和装本」 |
「榛地和装本」、ちょっと判読しずらいタイトルですが、これは榛地和(しんちかず)
さんの装丁作品と文を集めた本です。榛地和とは藤田三男さんのことで、20年
近く河出書房新社に勤め退社後、木挽社を設立し、編集者・装丁作家として活躍。
先に出版された「榛地和装本」のオビには「60年代から30年間、編集者が自ら
<手づくり>で仕上げた50冊の本の輝き・・・。」とあり、最近出版された「榛地和
装本 終篇」のオビには「ここには昭和の文学が凝縮されている。同時代を歩んだ
編集と装本の名手が描くその濃蜜な舞台裏・・・。」とあります。一編集者がここ
まで素晴らしい装丁をするのには参りました。
by sustada
| 2010-04-23 22:07
| 四六判の心意気