2009年 03月 26日
東郷青児の装釘 |
東郷青児の画集ではなく仕事を一冊にまとめた本(写真=上・表紙/下・
本文見開)が出ました。装丁、雑貨、包装紙、マンガなど・・・・・・。
若い時、夢二の下絵を描いていたといはれてますが、うなずけます。
東郷青児の美人画はあまり好きではありませんが、装丁の仕事は素晴らしい
ものです。この本でも紹介されているジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」
(白水社1930刊)の幾何学的図像の装丁は傑作です。また本文に入るまでの
扉ページのレイアウトは斬新です。装丁について東郷青児の言葉があります。
「本の装釘というものは座興や、しゃれではない。・・・書籍は精神の糧であり、
こめのめしであるから、一生食って食い飽きぬところの味が必要なのである。
・・・・せめて一軒でもいい、僕が云っているやうな本のめし的な本を出す
出版屋があってほしいものだ。」(本書より) 全くその通りです。
本文見開)が出ました。装丁、雑貨、包装紙、マンガなど・・・・・・。
若い時、夢二の下絵を描いていたといはれてますが、うなずけます。
東郷青児の美人画はあまり好きではありませんが、装丁の仕事は素晴らしい
ものです。この本でも紹介されているジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」
(白水社1930刊)の幾何学的図像の装丁は傑作です。また本文に入るまでの
扉ページのレイアウトは斬新です。装丁について東郷青児の言葉があります。
「本の装釘というものは座興や、しゃれではない。・・・書籍は精神の糧であり、
こめのめしであるから、一生食って食い飽きぬところの味が必要なのである。
・・・・せめて一軒でもいい、僕が云っているやうな本のめし的な本を出す
出版屋があってほしいものだ。」(本書より) 全くその通りです。
by sustada
| 2009-03-26 18:33
| 四六判の心意気